TeX Live 2016 のインストール 後編

さて,前回のTeX Live 2016のインストール(前編?)で問題があったものの放置していたことが解消されたので忘れないうちにまとめておく.

前回の問題点は次の2つ.
  • dvipdfmxでdviからpdfに変換できない,コマンドがnot found
  • PDFの日本語が表示されない

1."dvipdfmx"のインストール

これは"tlmgr"で"XeTeX"をインストールすればついでに入ってきた.いらないものもいっぱいインストールできたね.やった!(投げやり…)

2.PDFの日本語

原因が何かをまず探ってみた.PDFを生成して,グーグルドライブに上げてブラウザのPDF viewerで見てみたらちゃんと日本語が表示されていたので,PDF viewerである"Okular"に問題があることがわかった.ちょっとぐぐってみると,"poppler"関連でミスっているよう."poppler-data"をPacmanでインストールしてやると解消された.

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まとめてみるとかなり簡単であった...はい.
とりあえずこれでTeXの環境が整ったので,新学期から始まる実験でのレポートは完璧だろう(あーめんどくさ).

Raspberry Piで音楽サーバ

 春休みは新しいバイトを始めたり,懐かしい友人らと飲んだり,旅行に行ったりしてたらもう残り半分もなくなってしまった...暇な日が久しぶりにでき,布団でぐーたらしていたわけであるが,ゴロゴロしているのにも飽き何かするかと,アンプの基板のエッチングをしていたが,エッチングにあまりにも時間がかかり…(中略,エッチングの話はまた今度)…ふと思いつきで家に眠っているRaspberryPiを活用してみることにした.

 さて,ちっこいPCで何をしようかと考えてみる.普段何かの作業中はPCやスマホで某Tubeや某動で音楽を流しっぱにしたりしている訳であり,こんなのことをRaspberryPiでできないかなと思ってぐぐってみるとOSMCやら音楽サーバがちらほら見つかった.OSMCを調べてみるとアドオンでYouTubeも見ることができるみたいであった.というわけで,このOSMCをRaspberryPiに入れてみることにした.


OSMCのホームページ: https://osmc.tv/
OSMCのインストーラ(ArchLinux AUR): https://aur.archlinux.org/packages/osmc-installer-bin/

用意したもの

  • Raspberry Pi B+ (だった気がする)
  • 電源ケーブル等
  • 適当なSDカード(手元にあったものはClass10 16GB)
  • 設定用のPC(うちのはArch Linux)

インストール

 まずホームページでOSMCをダウンロードしてきたいところである.ただホームページのダウンロードのページを見てもArchLinux用のものがない.ちょっとぐぐってみるとaurにインストーラがあったのでこれをとりあえずダウンロードして,ビルド,インストールした.SDカードをPCに繋いで,"osmcinstaller"を実行してみると

$osmcinstaller
/usr/bin/gksudo
Gkr-Message: secret service operation failed: The name org.freedesktop.secrets was not provided by any .service files

といったエラーが出てきてうまくインストーラが起動しない...
AURのページのコメントの下の方を見てみると何か書いてある.この通りに実行するとうまく起動できた.
インストーラ
あとは適当に従って,SDカードにコピーすると完成.SDカードをRaspberryPiに挿して起動するとインストールが始まって,言語,タイムゾーンなどを設定してくれと言われる.

YouTubeのアドオンの設定

 無事OSMCが起動できたところで,YouTubeのアドオンを入れてみることにする.探してみればインストールは簡単にできたので省略….ただ,このままではサインインしてもQuataExceededだかなんだかエラーが出てきて使えない.調べてみるとAPIキーを設定しないと行けないらしい.Google Cluod PlatformのAPIマネージャからAPIキーを取得してOAuthクライアントIDを取得して,YouTubeアドオンの設定画面のAPIキーのところに取得したものを設定するとうまくYouTubeを見ることができた.

いろいろ

 PCのブラウザからRaspberryPiの8080ポートにアクセスすると,PCのブラウザからある程度コントールできる.また,AndroidスマホのOSMCで調べて出てくるそれっぽいアプリを入れるとスマホがコントローラ代わりになる.ただ,どっちも操作性が悪く使いづらい(設定が悪いのかな..?).
 SSHサーバをオンにしておけばSCPとかでPCから音楽データとかを転送できるから便利かもしれない(初期設定ではユーザもパスワードも"osmc"らしい).

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 ただ,音楽をRaspberryPiに移したり,日本語フォントをどうにかするのがめんどくさくて結局今までどおりになりそうな予感が…